医学物理士が国家資格になるかもって話。

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どうも。かっぱです。

 

フォロワーさんの方から「医学物理士 国家資格に」という記事が読売新聞に載っていることを教えて頂きました。

 

先日、医学物理士認定試験に合格した僕にとってとてもタイムリーな話なので、この記事についてまとめて、お伝えしていきます!

ちなみにこの記事を書いた方は、日本対がん協会垣添 忠生会長です。

 

初めに言っておきますが、医学物理士が国家資格になるのが決まったわけではないです。

こういう理由があるから国家資格にしろー!という記事でした。

 

医学物理士について業務内容・診療放射線技師との違いについては医学物理士ってどんな職業?業務内容や診療放射線技師との違いを説明します!を参考にしてください!

 

今回は、医学物理士の国家資格化への動きについてお伝えします!

 

 

目次

 

医学物理士を国家資格にする意味

まずはなんで医学物理士を国家資格にしたいかという話から始めていきます。

 

医学物理士ってどんな職業?業務内容や診療放射線技師との違いを説明します!の記事でお分かりのように、医学物理士の重要性や必要性は認識されているにも関わらず、なかなか医学物理士の社会的地位は確立されていません。

 

日本対がん協会垣添 忠生会長は、読売新聞の記事の中で

  1. 国家資格にすることで資格の認知度が高くなり、社会的地位も確立できる
  2. 放射線治療を実施する医療機関では、専従の医学物理士の配置を制度的に義務づける
  3. 医療機関内での職位、ポスト職を医療力として明確に位置づける

の3つを提言しています。

 

垣添会長的にもまずは、「医学物理士を国家資格にしたい」という強い気持ちが伝わります。国家資格にならないと2と3はなかなか難しいですしね。

 

もしも実際に国家資格になることになったら、確実に医学物理士を目指す人が増えると思います。

そしてその結果、今まで以上に放射線治療の質が担保され、それと同時に放射線治療のレベルが向上するはずです!

  

 

 

海外の医学物理士事情

日本では現在、認定されている医学物理士が1057人います。

一方で、認定条件は日本とほぼ変わらないアメリカでは5000人の医学物理士がいて、

およそ日本の5倍となっています。 

 

このように病院当たりの医学物理士の人数が多いことから、ニューヨーク市にあるスローン・ケタリングがんセンターの患者数は、日本の国立がん研究センター中央病院と東病院を合わせた数よりも多いみたいです。

 

日本トップクラスの病院を二つ合わせても適わないなんて、さすがアメリカです…。

 

そして、アメリカの医学物理士の多くは、博士号を持っており、臨床のかたわらで大学や企業の研究者と協力して新技術の開発をバンバンおこなっているそう。

 

またアメリカでは線量計測をする人」「治療計画を立てる人」「装置を管理する人」などと業務が細かく分かれているようなことも聞いたことがあります。

 

日本と全然違いますね、日本の場合は医学物理士が全部やりますから。

 

ヨーロッパの一部では、すでに国家資格となっているところもあるみたいです。

 

 

国家資格化を反対する団体がある

日本でも医学物理士認定機構が医学物理士の国家資格にしようと色々な動いています。

 

しかし、日本診療放射線技師会(技師会)という団体が反対運動を起こしているため、なかなか医学物理士が国家資格化することができません。

 

平成27年3月に技師会の中沢会長が文部科学省にこのような書類を提出しました。

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簡単に言ったら、「今まで診療放射線技師がやってきたんだから、医学物理士なんていなくても大丈夫だよみ」たいな。

 

「いやいや、大丈夫じゃないんだよ。」と突っ込みたくなります。

事実、過誤照射も起きたんだし。

 

僕には、この反対運動はよくわからないです。

仕事を取られるとでも思っているんですかね。

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか。

 

今回は、医学物理士の国家資格化についてお伝えしました!

 

この記事を見て、早く国家資格になってくれ!と思いました。

けど、現状反対運動が起きているので、なかなか難しい状況ですね。

 

記事を見て、海外の人はやはりハングリー精神が強いなと感じました。

僕も博士課程に行こうと強く心に決めましたね。

 

今後もし、医学物理士が国家資格化になっても再度試験は受ける必要はないそうです。

同じく医学物理士を目指している柿野 諒さん(@RyoK94)から教えて頂きました。

 

 

このように医学物理士が新聞で取り上げてくれれば、もっと認知度もあがり、国家資格化も加速しそうですね。

そして、今の放射線治療に関わる若い人たちが、積極的に研究を行えば国家資格化になるもの早くなるかもしれません。

 

僕もがんばります。

 

 

ご精読ありがとうございました!