どうも。かっぱです。
最近、医学物理士試験についての記事を書けていなかったので、
今回は、僕が医学物理士試験で使ったおすすめの参考書を紹介していきます!
医学物理士試験を受けるときって、こんなこと思いますよね?
- どの参考書を使えばいいんだろう
- この参考書って使えるのかな?
- 合格した人ってどの参考書使ったんだろう
そんな方はこの記事を読んでみてください!
昨年合格した医学物理士試験では、かなりたくさんの参考書を使いました。
その中で僕がこの参考書はぜひ持っていた方がいいと思うものを厳選して紹介しますので、ぜひ参考にしてください!
また、これらを持っていると勉強しやすいかなと思います!
では、始めていきます!
目次
- 放射線治療物理学
- 外部放射線治療における水吸収線量の標準計測法 (標準計測法12)
- MR・超音波・眼底 基礎知識図解ノート
- 核医学検査技術学
- 放射線安全管理学
- 診療放射線技師国家試験 完全対策問題集: -精選問題・出題年別-
- ミニマム講習会テキスト(物理工学系/医学生物学系)
- まとめ
放射線治療物理学
日本医学物理学会から出版されている医学物理学教科書シリーズの中の1冊です。
試験を主催している学会の参考書なので、過去問に沿った項目がたくさんあって、解説作りにかなり役に立ちました!
また、この参考書の対象は「医学物理学を学ぶ大学院生」となっており、その人たちが行う「研究の導入口」になって欲しいと書いているので、医学物理士試験が終わってからもこの参考書は使えますね!
放射線治療の基礎的なことから「放射線治療装置・機器」、「線量計測」、「吸収線量・線量分布計算」、「治療計画・照射技術」ことも書いているので、かなりおすすめです!
外部放射線治療における水吸収線量の標準計測法 (標準計測法12)
放射線治療における線量計測のバイブル本であり、現在の日本の線量計測プロトコルの本ですね。
内容は高エネルギー領域の線量計測であるので、放射線治療物理学や高エネルギー領域の範囲の放射線計測学における放射線計測の問題なら、基本的にこの参考書と先ほど紹介した『放射線治療物理学』があれば解けるはずです!
また、参考書の最後に記載されている付録は記述試験の対策にもなります!
MR・超音波・眼底 基礎知識図解ノート
筑波大学の磯部 智範先生が出している参考書です。
題名に図解ノートと書いているように、「図・表・画像」がたくさん載っています!
そのためイメージしやすく、さらに頭に残りやすかったです!
この参考書はMRIと超音波における、「原理」、「機器」、「アーチファクト」、「臨床応用」まで、1つ1つ細かく書かれていますので、放射線診断物理学のMRIと超音波の問題はこれでほとんどカバーできましたね。
核医学検査技術学
正直、この1冊があれば、核医学の臨床分野から核医学物理学の画像処理などの機器の問題までほぼ網羅することができます。
あとはどれだけ覚えられるかって感じです。
放射線安全管理学
こちらもオーム社が出している放射線技術学シリーズの中の1冊です。
核医学と同じように基本的にこの1冊があれば、放射線防護と放射線関連法規及び勧告/医療倫理解けます。
最近のICRU Reportなどは自分で調べる必要があると思いますが。。。
特に法令に関する問題はこれで調べて、もし載っていなかったらその法令をインターネットで調べれば、わからないことはないです!
ちなみに医療倫理における〇〇宣言に関する問題はインターネットで調べれば1発です!
診療放射線技師国家試験 完全対策問題集: -精選問題・出題年別-
「おいおい、受験するのは医学物理士試験認定試験だぜ?」と思い方がいるかと思いますが、医学物理士試験って放射線技師国家試験の内容が案外出るんですよね。
各教科の参考書見るより、こっち見た方が早かったりするし(僕の場合、大体どの場所に何書いているかわかっていたのもあるかも)、あとは他の参考書を調べまくったのに出てこなくて、最後の望みで見たら書いているパターンもあったりします。
国家試験が終わったからと言って、もう使わないから捨てたり後輩にあげたりせずにしっかり本棚に入れておきましょう!
僕は後輩にあげていたので、試験期間中だけ返してもらいました。(笑)
もう一つの国家試験の対策書である『診療放射線技師国家試験 合格!Myテキスト: -過去問データベース+模擬問題付-』を選ばなかった理由としては、精選問題の方が、1つ1つの問題の解説が丁寧だからです。
ミニマム講習会テキスト(物理工学系/医学生物学系)
ミニマム講習会でもらえるテキストです。
いやー、このテキストに何回助けられたことかって思いますね(笑)
放射線基礎物理学における基礎物理学の分野は苦手だし、計算問題は何もわからないしでこの本なかったら確実に詰んでいました。。。
あと情報科学においては、自分が大学で使っていた参考書では全然太刀打ちできず、そして情報科学においては何が一番使える参考書からわかりませんでした。
そのため、この参考書とインターネットを駆使して何とかやりきることが出来ました。
すべての教科において、過去問に沿った解説がたくさん載っていますので、1人で勉強する予定の方は特に持っておきたい1冊です!
最近、情報科学の参考書である『画像・情報処理』が遂に発売されました!
先日の日本医学物理学会に参加した際に、中身を見ましたが、「自分が試験勉強しているときにこの参考書があったらな…。」と思うくらい、医学物理試験に沿った内容になっていました!
この1冊を持っていたら、確実に情報科学の勉強が捗りますね!
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、僕が医学物理士試験で使用した参考書を厳選してお伝えしました!
記事を見たらわかるように、大学の授業で教科書として使っているものがほとんどではないでしょうか。
この中で持っていなくて買うとしたら、『放射線治療物理学』、『MR・超音波・眼底 基礎知識図解ノート』、『ミニマム講習会のテキスト』ですかね。
もしどの参考書を買うか/使うか迷っていましたら、ぜひ参考にしてください!
あとミニマム講習会は受講した方がいいんですけど、もし予定が合わなくて無理かもっていう方になのですが、僕のミニマム講習会のテキスト欲しいですか?
講習会中の講師の方のメモはしっかり取って、記入はしています。
一応、講習会では10000円で売っていましたので、その半額くらいで販売しようかと考えているのですが。
もし欲しい方がいましたらコメントもしくはTwitterのメッセージください。
それでは。