医学物理士ってどんな職業?業務内容や診療放射線技師との違いを説明します!

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どうも。かっぱです。

 

今回は、僕が将来なるであろう医学物理士について詳しくお伝えします!

 

この記事は、今後、医学物理士を目指す方だけでなく、色んな人に医学物理士という職業がどんな職業なのかを知ってほしいため書いております。

 

この記事を通して、医学物理士を少しでも知ってもらえたらなと思います!

あと、放射線治療のこともね。

 

 

では、始めていきます!

 

 

目次

 

放射線治療とは

そもそも放射線治療ってなに?ってところから始めたいと思います。

 

現在、日本人の2人に1人ががんになり、3人に1人ががんで死亡しています。

がんの治療方法には、①手術②化学療法(抗がん剤)③放射線治療の3つがありますが、高齢化社会が進んでいてる日本では、手術と比べて負担の少ない放射線治療が最近注目されています。また臓器をそのまま残すことができるなどの利点もあります。

 

放射線治療は、がんを治す目的で単独で用いられることはありますが、「手術と放射線治療であったり、「化学療法と放射線治療のように併用されて用いられることもあります。

 

また放射線治療はがんを治すことだけでなく、骨転移による痛みを抑える疼痛緩和をすることもできます。

 

医学物理士の必要性

では、なぜ放射線治療において医学物理士が必要とされているのか。

 

そのきっかけが起きたのは、2001年のことです。

2001年4月に放射線治療での誤照射事後が明らかになりました。その後も2004年までに8件の事故が起き、放射線治療の信頼性が損なわれました。

 

このような背景が起こった理由として、放射線治療の精度管理を担当する医学物理士の不足が指摘され、医学物理士がようやく認識されるようになりました。

 

現在はその時に比べ、認定されている医学物理士は1057人と増えてきてはいますが、都会に集中しているため、地方の病院では圧倒的に人材が足りていない状況です。

 

医学物理士の業務

医学物理士はどのようなことをする職業なのかを説明していきます!

 

医学物理士の業務は大きく分けて

  1. 医療
  2. 研究開発
  3. 教育

があります。

さらにこの3つを詳しく見てみると

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 医学物理士についてより引用

 

の4つの分野に分かれています。

 

表を見たらわかるように、医学物理士の業務は基本的に、装置や機器の管理・開発が主です。

放射線治療に関して言うと、これらに加えて放射線治療をする前に行われる「治療計画や線量検証」を行うことになります。

 

一応、4つの分野に分かれていますが、医学物理士になる人のほとんどは放射線治療に関りたいと思っています。

実際に僕もそう思っていますね。

 

治療計画の立案というものは、本来、放射線治療医が行う仕事であり、その仕事を医学物理士が代わって行うことになります。

 

 

医学物理士と放射線技師の違い

放射線治療における医学物理士の業務は、先ほどもお伝えしたように、主に放射線治療の治療計画を立案して最適化し(被曝をできるだけ少なくする)、検証(本当に立案した計画が計画通り実行されるか)と装置の管理を行います。

 

一方、放射線治療における診療放射線技師は、放射線治療計画用のCT撮影装置を操作して患者さんに放射線を照射しています。

 

簡単に言えば、診療放射線技師は患者さんに接する表方であり、医学物理士はパソコンを触ったり、装置を管理する裏方と言ったところでしょうか。

 

表向きには、医学物理士と診療放射線技師の業務内容は分けられていますが、実際には医学物理士の資格を持った診療放射線技師診療放射線技師として働いているの人がほとんどです。

 

なので、このような人たちは、医学物理士と診療放射線技師の仕事を両方こなしていて、オーバーワークな状況となっています。

 

 

医学物理士の資格を取る意味

ここまでお伝えしてきて、現状としてあまり医学物理士の資格を取る必要性を感じないかもしれません。

 

「将来、医学物理士として働くんだ!」という強い気持ちを持っている人は良いと思いますが、なんとなく医学物理士になろうと思う人には現状では厳しい状況だと思います。

もちろん、病院によっては医学物理士として採用しているところもあるので、そういうところにいけば医学物理士として働くことができます。

ただ、先ほどもお伝えしたように、医学物理士の採用を行っているところはまだまだ少ないのが現状です。

 

あとは将来的に放射線治療絶対携わりたい!」と思っている方はぜひ取るべきだと思います。

 

1月から診療放射線技師として働いていますが( 放射線技師として診療業務をしている理由)、医学物理士を持っているから、ある程度仕事に慣れたら放射線治療に行かせてもらえる雰囲気があります。

「医学物理士持ってるから治療に行きたいんでしょ?」って技師長に何度も聞かれましたしね。

 

逆に何の資格も持っていない普通の人が、放射線治療に行きたい」と言ってもほとんどが行けない状況だと思いますね。

行くにしてもかなり時間が経ってからって感じでしょうか。(まれに2年目とかで行った話も聞きますけどね、僕の友達がそうでした。)

 

僕のように、少しくらいは診療業務をかじってから放射線治療に行きたいと考えている人は、ぜひ医学物理士の資格を取っておいた方が良いと思います、その方が行きたいときにすぐ放射線治療行けると思います。

 

将来的には国家資格化する可能性(医学物理士が国家資格になるかもって話。)もありますし、放射線治療を今後頑張っていくんだって人はぜひ持っておいたほうが良いですね。

 

 

まとめ

 いかがだったでしょうか。

 

今回は医学物理士がどんな職業なのか詳しく説明しました!

 

専門用語を多用してしまったため、病院や放射線の事を知らない方には少し読みずらい記事となってしまったかと思います、申し訳ありません。

 

ですが、医学物理士がどんなことをやっているか、医学物理士の現状はわかってもらえたかと思います。

 

本当にまだまだ医学物理士という職業はマイナーなので、このブログを通して、少しでも情報を発信できたらなと思います。

 

 

ご精読ありがとうございました!